もっとも衝撃を受けた、って言ってるのに「ふたつ」なんだよね(^^;
高校でクラリネット、大学でサックスを手にし、
才能ね~な~としみじみ感じながらも、紆余曲折。
この歳までやって来れたのは、心の中にこの演奏があったからです。
まずはこれ!
大学の頃にバンド仲間に誘われて、ライブアンダーザスカイに行った。
目玉はなんと言っても、参謀マーカス・ミラーを従え
ノリにノってた「デヴィッド・サンボーンバンド」!
でも当時ビバップ系にはまっていた自分は、
愚かにもサンボーンの良さがよく飲み込めず(^^;
「ふ~ん」てな感じで行ったのを覚えてる。
ところが、この「シカゴ・ソング」のイントロが流れ、サンボーンが
「ティラリラ!!」
と、ワンフレーズ吹いただけで、体の中に稲妻が走り、
弾丸で体を撃ち抜かれたような、
すんげ~衝撃を受けました!
瞬間会場が地鳴りのような歓声で沸いて、
一瞬体が後ろに飛ばされたような感覚を、
今でも忘れる事ができません・・・。
その後、何年かサンボーンコピーしてみたけど、
結局ぜんぜん出来なかったよお~(T-T)
でもありがとうサンボーン。
一音に魂を込めることを肌で教わりました。
これからも決して忘れることはありません。
そしてこれ!
September 熱帯JAZZ楽団 Tropical Jazz Big Band
実際は、熱帯JAZZ楽団のセカンドに入っている演奏の方なんですが・・・。
大学の頃かな。藤陵雅裕さんの事をまったく知らず、
リットーミュージックの教則ビデオを買いました。
今までいろいろな本で独習し判らなかった奏法の疑問が
目からウロコが落ちるかのように理解出来ました。
解説も論理的でわかり易かったのですが、
なにしろプレイが素晴らしかったのです。
音や演奏スタイルが、いろいろなジャンルに対応できる
ニュートラルな感じも新鮮でした。
「いつかはこの人に習ってみたい!」
習い事の嫌いな私が、初めてそう思った瞬間でした。
しかし行動力とお金のなかった私は、
いつしか尻つぼみ・・。そして10数年後。
地元に帰ってバンドに参加するも、実力のなさを痛感する日々、
あの「熱帯JAZZ楽団~セプテンバー」の演奏が、耳に飛び込んで来ました!
「凄げ~!誰なんだ!このアルトは!」
まさに、藤陵さんの凄さを再認識した瞬間です。
「やはりこの人にサックスを習うぞ~!」
そして数年後、土岐さんのお弟子さんであった、
高校の先輩と知り合うことで、
短期間ではありますが、それは実現することとなるのでした。
藤陵さんには、細部にわたり、コツコツと
地道に丁寧に積み重ねて行くことで、
自分のサウンドを作っていく道筋を
教えて頂いたと思っています。
本当にありがとうございました。これからも精進します。
音楽だけでなく、自分の生き方にも、感銘を受けたお二人でありました。
あ~、時間足りないけど、仕事も子育ても練習も頑張らなきゃねえ~(^0^;